ケンジ
切手先生
目次
買取査定とは?査定=買取ではない
切手先生
買取査定とはその名の通りあくまで『査定』です。
元々売却する気満々の方もいれば、あくまで保有する物の値段・価値が知りたいという方もいます。
「親の遺品なので価値だけ知っておきたい・・・」というのはよく耳にします。
査定というと、あたかも買取義務があるように感じてしまう人もいますが、本来まったくの逆。
査定だけ頼んでその後売却に至らないからといって気に食わない顔をする営業マンがいれば、悪いのは明らかに営業マンです。
今買取業者のほとんどが無料査定サービスを行っていますし、利用者側はどんどんそのサービスを活用すればいいのです。
3種類の切手買取方法による査定の違い
査定には大きく分けて以下の3つに分類されます。
出張査定
依頼人の自宅に直接査定に来てくれるサービス。
メリット:手間が全くかからない。不明な点など聞いたり会話することが出来る。
デメリット:知らない人(特に男性査定員)を自宅に入れさせるのに抵抗が・・・という方も。
※事前予約の際に女性査定員を希望すれば対応してくれる業者もいます。
宅配査定
物を段ボール等に入れ送付して査定してもらうサービス。
メリット:誰にも会うことなく査定してもらえる。待ち合わせ時間などを決めなくても良い。
デメリット:送付の手間がかかる。
最近は宅配キットの配布や送料無料にしてくれる業者も多いです。
持込査定
店舗に依頼人が直接出向いて査定してもらうサービス。
メリット:特になし。
デメリット:直接出向く手間がかかる。
店舗が自宅から近いなどの理由がない限り好んで利用するサービスではないですね。
手間いらず、分からないことがあれば直接その場で聞ける、という2点のメリットから出張査定を利用するのがおすすめです。
一般的な切手買取査定の所要時間はどれくらい?
切手先生
切手の種類、状態、切手の枚数、買取業者によって査定時間は変わってきます。
ひとつ注意する点はあまりにも査定時間が短すぎないか?ということ。
1枚1枚切手の状態からチェックしていく作業はなかなか大変です。
それなりに時間はかかるものという認識を持ちましょう。
査定を大きく影響する『切手の状態』6つのチェック!
切手先生
- 切手裏の糊がはがれている
- 切手の一部が欠けてなくなっている
- シミがある
- シワがある
- 折れがある
- 著しく汚れている(ヒンジ跡など)
一般的に査定額が下がると言われているのが上に記した状態です。
その他査定のポイント
バラよりまとめ売り
- バラ切手:切手シートから取られ、バラバラになった状態のこと
- シート切手:複数の切手が1枚のシート状にまとまっている状態のこと
シート切手のほうが買取価値が高いです。
シリーズ全種あれば尚良し
切手の種類によってはシリーズ物が存在します。(例:文化人シリーズ全18種類)
シリーズ全種揃っていると査定額アップの可能性があります。
専用ケース等で保管
切手の状態を長く綺麗に保つために、できれば専用ケース等で保管しましょう。
査定を有利にする準備4か条
切手先生
- 査定する切手の総額面を知っておく
- 査定する切手の相場を知っておく
- 出張買取の場合、自宅を綺麗にしておく
- 切手の仕分けをしておく
1:査定する切手の総額面を知っておく
査定する切手の総額面を事前に計算しておきましょう。
査定の合計金額と総額面を比較すれば、手元にある切手の価値がそれだけでおおまかに分かります。
その後の交渉をする場合などでも総額面を知っておくことで有利に働くこともあります。
2:査定する切手の相場を知っておく
先に相場をだいたい把握しておくことで、予想や期待ができるだけでなく、より具体的な交渉が可能な場合もあります。
また、万が一ですが虚偽の査定をされた場合にこれらの知識があれば事前に防止することにも繋がります。
3:身の回りの整理整頓・清掃
出張買取をする場合、最低限のマナーも含め、できるだけ周囲の整理整頓・清掃を心掛けるようにしましょう。
また、清潔感のある服装が良いでしょう。
そんなこと切手の査定には関係ないのでは?と思うところですが、査定員も人です。
『本当に出来る限り査定額ギリギリまで頑張ろう!』と思ってもらえるような環境作りは意外と大切です。
4:切手の仕分けをしておく
できれば切手の種類を事前に分けておきましょう。
こうすることで査定員にも親切で分かりやすく、査定額のミスを防ぐことに繋がります。
また、査定時間にもムダがなくなるのでお互いにとって良いことですね。
査定員が怪しいと感じた時に言う効果的な一言とは?
出張買取査定の際、もし査定の怪しげな雰囲気を感じたり違和感を感じたりしてこちらが不安になってしまった場合、
『行商従事者証見せて頂けますか?』
と言いましょう。これで解決です。
買取業を営む業者は『古物営業許可』という許可を公安委員会から得なければなりません。
それに伴って買取業査定員に『行商従事者証』という書類携行義務があります。
名刺のようなものですね。
もしその提示を断られた場合、どれだけ高額査定が出たとしても買取を諦めたほうが無難です。
後々、査定額に変更があるなどのトラブルがあると面倒です。
賢く対応しましょう。
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