ケンジ
切手先生
目次
切手を綺麗に保管するためには?
切手を綺麗な状態で整理しようと思った時に考えるのが、切手の劣化・汚れに関する知識です。
ほこり、シミ、黄ばみ、カビなどがあると、せっかくのお気に入り切手が台無しですし、その切手の価値もグンと下がってしまいます。
~切手の劣化原因その1:光~
実は紫外線が劣化の原因になります。紫外線は肌だけじゃなく、物にも影響あるんですね。
日光が強く当たるような場所での保管は避けたほうが良いです。
~切手の劣化原因その2:湿度~
湿度が高いところは紙の劣化を速めてしまいます。
梅雨の時期の押し入れなどに保管するのは避けたほうが良いです。
~切手の劣化原因その3:温度差~
劣化の原因は温度差にもあります。
直射日光のあたる部屋の窓側などは昼夜の温度差が激しいと言えます。
切手を良い状態で保つには保管場所を変えたほうが良いですね。
~切手の劣化原因その4:取り扱い~
直接手で触ってしまうと手の汚れや油分がシミの原因を作ってしまいます。
専用のピンセット(記事下に詳細あり)を使用しましょう。
切手を綺麗に整理・保管したい~専用ファイル~
切手の収納に100円ショップなどのファイルを利用する人も多いかと思いますが、実際それだと大きすぎたり、かさばってしまったり不便さを感じてしまいますよね。
整理、保管、鑑賞、この3つを兼ね備えた切手専用ケースがあれば文句なし。
そんな方用に作られた切手専用ケースに、ストックブック、シートブック、シートファイル、ストックリーフと呼ばれる切手専用収納アイテムがあります。
ストックブック
一番手軽なものがストックブック。
ポケットがついており、そこに差し込んでいくだけで良いので使い勝手が良いのが特徴です。
参考価格:800円~4,000円
切手はもちろんコインや雑貨、バインダー類も充実!《スタマガネット》
シートブック・シートファイル
切手シートのまま保存しておきたいという方はこちらが便利。
たくさん入れたい方はシートブック、携帯に便利で薄いのが良いという方はシートファイルにすると良いと思います。
参考価格:640円~2,800円
切手はもちろんコインや雑貨、バインダー類も充実!《スタマガネット》
<ボストーク>アルバム
本格的な収集を目指している方は<ボストーク>アルバムがおすすめ。(※ボストーク・・・記事下に詳細あり)
サイズが規格統一(同規格の3つ穴金具留め)され、互換性があるため、さまざまに組み合わせて使用できるのがメリットです。
<ボストーク>パンダアルバムセット
<ボストーク>ハードケース付きバリューバインダー
参考価格:2,000円~4,500円
切手はもちろんコインや雑貨、バインダー類も充実!《スタマガネット》
ストックリーフ
ポケットに差し込んで使用するストックリーフ。
ストックリーフは<ボストーク>アルバムに綴じ込んで使用出来るので、色々なサイズのポケットを組合すことが可能となり、ストックブックとの違いはそこにあります。
『<ボストーク>アルバム×ストックリーフ』でバラ切手からシートまで全てこれで完璧に収納可能。
参考価格:700円前後(1枚)
切手はもちろんコインや雑貨、バインダー類も充実!《スタマガネット》
切手を飾りたい~スタンプフレーム~
切手を家で飾っておきたい、という方には切手専用のスタンプフレームと呼ばれるものがあります。
家の中がちょっとした展示会場の雰囲気になりますね。
リーズナブルな価格でお手頃です。
参考価格:400円~2,000円
切手はもちろんコインや雑貨、バインダー類も充実!《スタマガネット》
切手の取り扱い~切手専用ピンセット~
切手の取り扱いはピンセットを使用するのが基本です。
手で触ってしまうと、手の汚れや油分がシミの原因になったり、力を入れすぎたため、折れの原因になってしまったりしてしまうからです。
そこで開発されたのが切手専用のピンセット。
先端が普通のピンセットよりも先端に特殊加工がなされており、切手にかかる負担を最小限に抑える作りになっています。
参考価格:690円~1,220円
切手はもちろんコインや雑貨、バインダー類も充実!《スタマガネット》
切手を貼りたい~切手貼りグッズ~
マウント
切手の貼りこみに使用するもの。切手保護の役割も果たす。(※マウント・・・記事下に詳細あり)
参考価格:700円~
マウントカッター
参考価格:3,200円~
マウント接着ペン
切手のずり落ちを防止するマウント専用の接着剤のこと。
参考価格:650円~
ヒンジ
切手の貼りこみに使用するもの。
マウントと違い、切手保護の役割も果たさないが、カットする手間が無いのが特徴。(※ヒンジ・・・記事下に詳細あり)
参考価格:500円~
切手はもちろんコインや雑貨、バインダー類も充実!《スタマガネット》
この記事の用語集
ボストーク
ボストークとは切手専用アルバムのことで、世界各地でボストークが存在する。
日本のボストークとは一般的に日本切手のアルバムのことを指す。
参考:日本切手第24巻リーフ 2017
1871年発行の最初の切手から今年発行まで全ての日本切手が収納可能。
切手図案、名称、発行日などのデータが印刷されており、マウントやヒンジで切手を貼りこんで使用する。
ヒンジ
1868年、フランス発祥と言われるヒンジ。
切手の貼りこみの際に使用する目的で作られた。
出典:切手の博物館
表面に感想糊がついており、切手の裏に貼って使用し、切手に大きな傷をつけることなく貼り換えが出来る。
切手アルバム・リーフに整理するためにヒンジを使用する。
Hinge:蝶番(ちょうつがい)の役割を意味していることが名前の由来。
マウント
1949年、ドイツ人のハンス・ウィドマイヤーが発明したマウント。
ヒンジと同じように、切手の貼りこみの際に使用する目的で作られ、フィルムの裏に糊がついていて、アルバムやリーフに貼りこむ。
出典:切手の博物館
2枚のフィルムの間に切手を挟むようにしたことで、切手を保護する役割も兼ね備えている。
別名「ハウイド」とも呼ばれる。
マーキュリー
日本切手の単片採録を基準としたリーフのこと。
参考:マーキュリー日本切手リーフ2015-2016
切手図案、名称、発行日などのデータが印刷されており、マウントやヒンジで切手を貼りこんで使用する。
リーフ
切手アルバムなどの各ページのこと。
ケンジ
切手先生
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