ケンジ
切手先生
ケンジ
切手先生
目次
切手を剥がす方法6選
- 蒸気
- ぬるま湯
- アイロン
- ドライヤー
- 冷蔵庫
- レンジ
このように、切手を剥がす方法は色々あります。
ただ、水のりやスティックのりを使用して貼った切手は別(剥がれない場合がある)で、切手の裏に元々ついている「のり」の場合に有効と考えてください。
それぞれの方法・時間・注意点などを見ていきましょう。
蒸気
蒸気の熱を利用して切手を剥がす方法です。
- STEP.1やかん、ポット等にお湯を沸かす
- STEP.2切手を吹き出し口に近づけるやけどに注意!
- STEP.35分程度待つこの時点で切手が浮き上がってこれば上手くいきやすいです。
- STEP.4剥がしてみる温まっているうちに剥がしてみましょう。
うまくいけばスッと剥がれてくれますが、切手の状態によっては剥がれないケースも多いです。
また、吹き出し口は高温で非常に危ないのでくれぐれも注意が必要です。
ぬるま湯
ぬるま湯にしばらく浸して切手を剥がす方法です。
切手切り取り用に、はさみをまず準備しておきましょう。
- STEP.1封筒などについている切手は切り取っておく
- STEP.2ぬるま湯に浸す水でも良いですが、35度くらいのぬるま湯が最も効果的です。
- STEP.310分程度放置白くにごってきたらぬるま湯を替えてあげましょう
- STEP.4自然と剥がれてくる
- STEP.5水分をとり、十分に乾燥させる
上手に剥がれる可能性も高い方法で、裏面の糊も綺麗に剥がれることが多く、とても期待できる方法です。
郵便局でも、こうして切手を剥がしている場面も少なくないそうです。
乾燥途中で切手が反ってきますが、ある程度乾いてきたら雑誌等に挟んでおきましょう。
するとまっすぐ綺麗な状態に戻ってくれます。
他の方法よりも時間が多くかかってしまうことがデメリットですが、成功確率が高いですよ。
アイロン
アイロンを使用する方法です。
アイロン、当て布を準備しましょう。
- STEP.1当て布に水をサッとつけて、濡らす
- STEP.2切手の上に当て布をかぶせ、アイロンをかける
- STEP.3加減しながら5分~10分ほど行う熱を加えすぎると切手に負担がかかるので注意!
- STEP.4剥がしてみる当て布が乾燥したらゆっくりと剥がしてみましょう。
当て布は汚れても良いと思える物を用意しましょう。
切手周りは割とめくれてきますが、切手中心部分はなかなか剥がれてくれないことが多いです。
準備物も多く、そこまで期待できる方法ではありません。
ドライヤー
ドライヤーの熱を利用して剥がす方法です。
ドライヤーと切手切り取り用のはさみを準備しましょう。
- STEP.1封筒などについている切手は切り取っておく
- STEP.2切手をサッと水に濡らす
- STEP.3ドライヤーで切手を乾かす切手が完全に乾くまでドライヤーをあてます。
- STEP.4剥がれる
上手に剥がれなかったという意見も多く、ドライヤー熱で切手が変色の恐れもあります。
あまりおすすめできません。
冷蔵庫
冷蔵庫の温度差による収縮と乾燥効果で切手を剥がす方法です。
- STEP.1冷蔵庫に切手を入れる切手が封筒などについていてもそのまま冷蔵庫に入れてOKです。
- STEP.220分~30分放置する
- STEP.3取り出して剥がしてみるカッターやピンセット等でゆっくりと剥がしてみましょう。
上手に剥がれなかったという声も多く、時間もそれなりに必要とする方法です。
しかし、一番手っ取り早く試せるし、剥がれなかったとしてもほぼ切手にダメージが残らないというのがメリットです。
うまくいけば切手も封筒も再利用出来ます。
時間に余裕がある方はまずこの方法から試してみるのが良いでしょう。
レンジ
電子レンジを利用して剥がす方法です。
電子レンジと切手切り取り用のはさみを準備しておきましょう。
- STEP.1封筒などについている切手は切り取っておく
- STEP.2コップ等の容器に水を入れ、その中に切手を入れる30秒ほど水につけておくと効果が高まります
- STEP.3電子レンジに投入500Wで30秒おきましょう。
- STEP.4完成うまくいけば自然と剥がれているはずです。
レンジから取り出すときは熱いので注意しましょう。
短時間で出来るのがメリットですね。
Q&A
よくある質問をまとめました。
封筒に貼ったままの切手を利用するのは良いの?
はい、普通の封筒同様に処理してくれます。
封筒に貼ったままの切手、というのはそもそも剥がさず、切手の周りを綺麗に切り取ってそのまま再利用するという方法です。
間違えてしまった封筒はダメになってしまいますが、切手を剥がす手間が省けます。
切手の裏面は封筒の紙なので、本来の切手より封筒に貼り付けしにくい状態になっています。
なので、スティックのりなどで入念に貼り付けをしないと切手が剥がれてしまうので注意が必要です。
封筒をムダにしたくないのですが・・・?
封筒も再利用したい、という方はまず切手剥がし冷蔵庫作戦をチャレンジしてみてください。
切手や封筒に負荷をかけない方法なので、何もリスクがないですよ!
他に何か方法はないですか?
3つあります。
ひとつめは、市販の専用はがし液を使用して切手を剥がす方法です。
興味ある方は市販の商品を購入してみても良いと思います。
ふたつめは郵便局で、手数料を支払って新しい切手に交換する方法です。
1枚につき5円の手数料がかかりますが、郵便局の窓口で新しい切手と交換してくれます。
みっつめは、ゆうパック等の料金にあてることです。
郵便局から品物を郵送する際、間違った切手(未使用)をそのまま現金として扱うことが出来ます。
この場合手数料はかかりません。
プレミア切手なので切手剥がしに失敗したくありません。どうすれば良いですか?
切手の売却を目的としている場合、事前に綺麗に切手を剥がしておくことで査定額の高値が期待できます。
この場合、ぬるま湯剥がしを推奨しています。
本格的な切手収集家の中には、切手の水剥がし専用のドライブックと呼ばれるものを使用してぬるま湯剥がしに使用している人もいます。(乾燥の工程で使用)
また、切手専門買取業者の中には、封筒等についたままの状態の切手であっても、ほぼ変わらない額で査定してくれるところもあります。
なので自信が無い方はそのまま買取業者に査定してもらっても良いです。
まとめ
- 『間違って封筒に貼ってしまった!切手代だけでもなんとかしたい・・・』と思う方は、ゆうパック代に充てるか、その封筒のまま切り取り再利用するかで解決。
- 『間違って封筒に貼ってしまった!切手代も封筒代もなんとかしたい・・・』と燃えている方は冷蔵庫、蒸気、アイロンなどの剥がし方を参考に頑張ってみる。
- 『昔の価値がありそうな切手がでてきた!売却したい!だけど切手が封筒についたまま・・・。』という方は、ぬるま湯剥がしをしてから買取依頼するのがおすすめ。自信が無い方はそのまま買取依頼しても良い。
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