普通切手(昭和前期)の買取価格一覧

昭和時代の普通切手は価値が高いものと低いものとで極端に分かれます。

そこで切手買取を検討している人にとって、分かりやすく見れるように、昭和時代の普通切手を昭和前期と昭和後期に分け、さらに切手の買取価値が高いものだけをピックアップしました。

注意
買取価値が高い切手のみを抜粋しているので、買取価値が低い切手は省略しています。

今回の記事で紹介する切手は昭和前期34枚になります。

お手持ちの切手が当記事画像一覧で見つかれば高額売却できるチャンスです。

※目次をクリックするとジャンプできます。

普通切手(昭和前期)の画像一覧


第1昭和5円
藤原鎌足

第1昭和10円
梅花模様

第1昭和14銭
春日大社

第2昭和10銭
勅額

第2昭和40銭凸
オーロワンピ灯台

第3昭和5銭
飛燕

第3昭和10銭
勅額

第3昭和10円
梅花模様

台湾地方切手
T1

台湾地方切手
T2

台湾地方切手
T3

第1新昭和15銭
前島密

第1新昭和5円
金魚

第1新昭和10円
梅花

第1新昭和50円
洞水の能面

第1新昭和100円
梅花模様

第2新昭和10円
らでん模様

第2新昭和50円
能面

第2新昭和100円
梅花模様

第3新昭和10円
らでん模様

産業図案5円
炭杭夫

産業図案5円
茶摘み

産業図案20円
植林

産業図案30円
郵便配達

産業図案100円
電気炉

産業図案500円
機関車製造

すかしなし3円
捕鯨

すかしなし4円
落雁図

すかしなし8円
炭杭夫

すかしなし
らでん模様

すかしなし20円
植林

すかしなし30円
郵便配達

すかしなし100円
電気炉

すかしなし500円
機関車製造

昭和切手

1937年から1946年にかけて発行された切手を総称して昭和切手と呼ばれています。

昭和切手は第1次昭和切手、第2次昭和切手、第3次昭和切手と3つに分類されています。

切手の図柄を見ると分かりますが、日本国内の風景、神社、人物、産業などさまざまなテーマのシリーズ切手があります。

第1次昭和切手

第1次昭和切手はコイル切手も含めると全部で24種類あります。

そのうち高値買取が期待できるものは藤原鎌足、梅花模様、春日大社(コイル切手のみ)の3つになります。


第1次昭和切手 5円 藤原鎌足

発行年:1939年
額面:5円

参考買取価格

1,400円~2,100円


第1次昭和切手 10円 梅花模様

発行年:1939年
額面:10円

参考買取価格

1,200円~1,800円


第1次昭和切手 14銭 コイル 春日大社

発行年:1938年
額面:14銭

参考買取価格

6,200円~9,300円(使用済み切手でも同等の価値が期待できる)

第2次昭和切手

第2次昭和切手は全部で19種類あります。

高値買取が期待できるのは、そのうち「勅額」と「オーロワンピ灯台(凸版イレギュラー)」の2つです。

この当時、日本は第2次世界大戦中ということもあり、とても不安定な時期でした。

切手の作り自体、戦争の影響もあり、時代と逆行して簡略化していきました。

「勅額」は、戦争真っ只中の影響が切手の図案に強く表れている1枚と言えるでしょう。


第2次昭和切手 10銭 勅額 目打ちなし

発行年:1945年
額面:10銭

参考買取価格

480円~720円(使用済み切手でも同等の価値が期待できる)


第2次昭和切手 40銭 オーロワンピ灯台 凸版

発行年:1946年
額面:40銭

 

参考買取価格
  • 通常版:80円~150円
  • 横透:70,000円~100,000円
  • 糊上印刷:15,000円~20,000円

第3次昭和切手

第3次昭和切手は額面の種類が9種類、その他デザインなどを区別すると全部で15種類になります。

この当時、日本はちょうど終戦の時期にあたります。

終戦という理由もあり、国内はあらゆる物資不足が深刻化している状態でした。

その影響は切手にも表れ、全ての切手が目打ち無し、糊無しの状態で発行されていたのが特徴です。

高値買取が期待できる切手は「飛燕(青)」、「勅額」、「梅花模様」の3つになります。


第3次昭和切手 5銭 飛燕(青)

発行年:1945年
額面:5銭

参考買取価格

600円~900円


第3次昭和切手 10銭 勅額

発行年:1945年
額面:10銭

参考買取価格

1,360円~2,040円


第3次昭和切手 10円 梅花模様

発行年:1945年
額面:10円

参考買取価格

1,800円~2,700円

台湾地方切手

台湾地方切手は3銭、5銭、10銭の3種類になります。

第2次世界大戦の終戦当時、台湾は日本の植民地とされていました。

そのときに発行された切手が台湾地方切手と呼ばれています。

実際市場に出回った期間は短く、1945年11月3日に中国郵政に接収された切手ということもあり、希少性があります。


台湾地方切手 3銭 T1

発行年:1945年
額面:3銭

参考買取価格
  • 通常品:3,000円~4,500円
  • 使用済み品:1,400円~2,100円

台湾地方切手 5銭 T2

発行年:1945年
額面:5銭

参考買取価格
  • 通常品:2,200円~3,300円
  • 使用済み品:1,100円~1,650円

台湾地方切手 10銭 T3

発行年:1945年
額面:10銭

参考買取価格
  • 通常品:2,800円~4,200円
  • 使用済み品:1,500円~2,250円

新昭和切手

新昭和切手は1946年~1948年に発行された切手で、第1次新昭和切手、第2次新昭和切手、第3次新昭和切手を総称して新昭和切手と呼ばれています。

戦後の混乱時期に発行された切手で、この時代から普通切手に再び「日本郵便」と印刷されるようになります。

第1次新昭和切手

第1次新昭和切手は額面10種類、その他デザインや用紙を含めると全部で20種類になります。

そのうち、高値買取が期待できるのは「前島密」、「金魚」、「梅花」、「洞水の能面」、「梅花模様」の5つです。


第1次新昭和切手 15銭 前島密

発行年:1946年
額面:15銭

参考買取価格
  • 平:値段つかない
  • 灰白紙・狭すかし:値段つかない
  • 白紙・横透かし:1,000円~1,500円

第1次新昭和切手 5円 金魚

発行年:1946年
額面:5円

参考買取価格

400円~600円


第1次新昭和切手 10円 梅花

発行年:1947年
額面:10円

参考買取価格
  • 1,500円~2,250円
  • シートだと買取価格250,000円の事例あり

第1次新昭和切手 50円 洞水の能面

発行年:1946年
額面:50円

参考買取価格

3,800円~5,700円


第1次新昭和切手 100円 梅花模様

発行年:1947年
額面:100円

参考買取価格
  • 3,600円~5,400円
  • シートだと買取価格450,000円の事例あり

第2次新昭和切手

第2次新昭和切手は額面11種類、その他デザインや用紙違いを含めると全部で16種類。

そのうち高値買取が期待できるのは「らでん模様」、「能面」、「梅花模様」の3つになります。

戦時中省略され続けてきた目打ちがようやく復活することになります。


第2次新昭和切手 10円 らでん模様

発行年:1947年
額面:10円

参考買取価格

700円~1,050円


第2次新昭和切手 50円 能面

発行年:1947年
額面:50円

参考買取価格
  • 3,200円~4,800円
  • シートだと買取価格500,000円の事例あり

第2次新昭和切手 100円 梅花模様

発行年:1947年
額面:100円

参考買取価格
  • 3,600円~5,400円
  • シートだと買取価格600,000円の事例あり

第3次新昭和切手

第3次新昭和切手は全部で4種類。

そのうち高値買取が期待できるのは「らでん模様」のみとなります。

この当時から菊花紋章が無くなりました。


第3次新昭和切手 10円 らでん模様

発行年:1948年
額面:10円

参考買取価格

600円~900円

産業図案切手

産業図案切手は1948年から1949年にかけて発行された切手で、全部で12種類になります。

産業図案ということで、戦後の復興を支え、日本を立て直した労働者達を切手の図案にしています。

そのうち高値買取が期待できるのは「炭杭夫」、「茶摘み」、「植林」、「郵便配達」、「電気炉」、「機関車製造」の6つになります。


産業図案切手 5円 炭杭夫

発行年:1948年
額面:5円

参考買取価格

640円~960円


産業図案切手 5円 茶摘み

発行年:1949年
額面:5円

参考買取価格

1,500円~2,250円


産業図案切手 20円 植林

発行年:1949年
額面:20円

参考買取価格

1,300円~1,950円


産業図案切手 30円 郵便配達

発行年:1949年
額面:30円

参考買取価格

1,600円~2,400円


産業図案切手 100円 電気炉

発行年:1949年
額面:100円

参考買取価格

19,000円~28,500円


産業図案切手 500円 機関車製造

発行年:1949年
額面:500円

参考買取価格

15,000円~22,500円

昭和すかしなし切手

昭和すかしなし切手は1951年から1952年に発行された普通切手で全部で10種類あります。

そのうち高値買取が期待できるのは「捕鯨」、「落雁図」、「炭杭夫」、「らでん模様」、「植林」、「郵便配達」、「電気炉」、「機関車製造」の8つになります。

産業図案切手、新昭和切手の一部が、すかしなしの用紙に印刷されたことから「すかしなし切手」と呼ばれるようになりました。


昭和すかしなし切手 3円 捕鯨

発行年:1951年
額面:3円

参考買取価格

1,800円~2,700円


昭和すかしなし切手 4円 落雁図

発行年:1951年
額面:4円

参考買取価格

1,300円~1,950円


昭和すかしなし切手 8円 炭杭夫

発行年:1951年
額面:8円

参考買取価格

1,400円~2,100円


昭和すかしなし切手 10円 らでん模様

発行年:1951年
額面:10円

参考買取価格

4,400円~6,600円


昭和すかしなし切手 20円 植林

発行年:1951年
額面:20円

参考買取価格

2,400円~3,600円


昭和すかしなし切手 30円 郵便配達

発行年:1951年
額面:30円

参考買取価格

7,600円~11,400円


昭和すかしなし切手 100円 電気炉

発行年:1951年
額面:100円

参考買取価格

17,000円~25,500円


昭和すかしなし切手 500円 機関車製造

発行年:1952年
額面:500円

参考買取価格

15,000円~22,500円


以上、昭和前期に発行された普通切手【高値買取が期待できるピックアップ34選】となります。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です